立春をとうに過ぎたというのに、
福岡でもお天気予報にはまだ雪マークがついています。
古典の『枕草子』を解説した本の中に、
「銀花」という言葉を見つけました。
「銀華」とも書き、降り積もる雪の美称で、
雪は天から降る銀の花だとあります。
雪は白、普通はそうです。
ところが日本人は雪を白ではなく、銀と表現してきたというのです。
銀世界に白銀、氷上を銀盤、銀嶺などなど、
そう言われれば皆 銀 ですね。
見た目の色に光り輝くさままで盛り込んで 銀 なのでしょうか。
何メートルにも及ぶ雪に閉ざされた豪雪地帯に暮らす方々にしてみれば、
白も銀もないよ、もううんざりだな、
という現実でしょう。
本当に想像もつかないご苦労かと思います。
一方で、
この豪雪も古くから絹織物や麻の繊維の漂白にはなくてはならないもの
であったと言います。
晴天の日に積もった雪の表面に繊維を置いて晒す、
いわゆる「寒ざらし」でしょうか、
雪上に強く発生するオゾンの力で漂白できるのだそうです。
絹や麻は染色しないでおくとたちどころに赤茶けてくるのだそうで、
白いものを白く保つ上でもこの作業は欠かせなかったようです。
繊維だけではなく、食品にも寒ざらし、はありますね。
厳しい自然の中にも、恩恵も必ずあるということでしょうか。
本当によくできていますね。
福岡で次に降れば、
そろそろ「なごり雪」でしょうか。
名残の銀花を楽しみたいと思います♪
『江戸・東京はどんな色』小林忠雄著 教育出版
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キラリット
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