日本の有名な照明デザイナーの面出薫さんが、
2012年に手がけられたという臨海部の
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの人工ツリーのライトアップ、
是非見て見たいと思いました。
テレビや写真でお馴染みの、船が3棟の高層ビルの上に乗っかったような形の
マリーナ・ベイ・サンズ ホテルに隣接する植物公園内にあります。
日が暮れてから2回音楽入りのライトアップショーがあるため、
1時間も前から木を眺めながら過ごしました。
でもそれが良かったんです!
人口ツリーには幹の部分に植栽がされていて、植物が成長すれば、
次第に本当の木のようになるよう設計されているそうです。
またLEDが埋め込まれていて、
暗くなると徐々にぼんやりと色がつき始めます。
次第に幽玄の世界に引き入れられます。
マリーナ・ベイ・サンズを背景に木の上の部分が
ちょうどお雛様の桃色の「ぼんぼり」のように柔らかい色合いを
見せ始めました。
一色ではないですね。
それも「木」ごとに少しずつ違います。
淡い赤紫系の縁取りに白、淡いグリーンも見えます。
「ぼんぼり」を連想したのもまんざらおかしくはないですね、
お雛様の菱餅と同じ配色、
よく見ると黄緑色の縦軸に横軸のワイヤーが巻かれて、
それがちょうど
竹と竹の節のようにも見えます。
シンガポールには、いたるところに生の蘭の花がアレンジされていますが、
この色合いは、そうだ蘭の花の色⁉︎ そんなふうに感じました。
蘭はシンガポールの国花ですから。
日没後の10分間のライトアップショーは、
言って見れば近頃では見慣れてしまった感がある、多色のライトアップショーです。
それよりもむしろそれを待つまでの時間、
夕暮れ時から次第に黄昏、そして深い闇に包まれるまでの、
次第に闇に浮き上がってくる赤紫色がなんとも言えず美しいと思いました。
面出薫さんはいつぞやの日経新聞の特集記事の中で、
ただ強烈な光だけではなく、静謐な闇の世界も堪能して散策していただけるよう、
いうなれば「美しい闇」を意識しているのだというようなことを語っておられました。
ところが「美しい闇」と言っても日本人以外には、そのニュアンスを理解してもらえないんだとも・・・。
わかるような気がします。
月夜の薄明かりを愛で、障子を通した柔らかい光を好んできた日本人ならではの
美意識ではないでしょうか。
闇の中をゆっくり散策する時間はありませんでしたけれど、
その心を
十分に堪能させていただきました♪
チャンギ国際空港内の屋内庭園に植えられていた蘭です。
「NATIONAL FLOWER OF SINGAPORE」とあります。
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