福岡のカラーリスト中村秀子のキラリ彩り日記

福岡のカラーリスト、中村秀子のカラーブログです。身の回りのカラーや色彩についての気付きや感動を日々アップして参ります。

萱草色(かんぞういろ)「喪」の色だった⁉︎

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糸島の実家近くの湿っぽい薮の縁に咲いていました。

 

蕾の形も花の形状も百合に似ていて、とても丈夫そうです。

万葉の頃から親しまれていた身近な草花だったようで、

萱草(かんぞう)とも藪萱草とも言われます。

 

こちらも同じく近くの水路脇です。

遠くからでも目立つビタミンカラー。

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ところがです。

この花の色を「萱草色」、「萱草の襲(かさね)」と言って、

平安時代にはポピュラーな、

なんと

「喪に服するときに身につける衣服の色」だったというのです。

 

なんでも花が一日でしぼんでしまうからだ、

とか言われていますけれど、

「一日花」ならば、他の花でも良さそうなものを・・・。

 

黒系と合わせると余計に派手な印象さえします。

なぜこの色が選ばれたのか、ちょっと不思議な気がします。

 

どうも現代の喪服のイメージから

私たちがそう思うだけであって、

少なくとも平安朝の人々にとっては、派手な色という認識はなさそうですね。

身近にあった「はかない花の命」に思いを重ねるということの方に

重きが置かれているということでしょうか。

 

源氏物語』にも

 黒い上着に萱草色の袴をはいて・・・、というようなくだりがあるといいます。

 

もちろんこの花で染めたわけではなくて、

支子(クチナシ)か黄檗(キハダ)の黄色と紅花や蘇芳(すおう)を

掛け合わせて黄赤の色を染めたようです。

 

萱草には別名「忘れ草」という名前があります。

それは萱草の漢名に「忘れる」という意味の漢字が使われていたからだ

そうですが、

どうもこの「忘れる」ということが、「喪」の色となる理由に、

どことなく通じるような気もします♪

 

 

参照:吉岡幸雄著 『日本の色辞典』紫紅社 

 

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