ブダペストはドナウ川を挟んで西側のブダ地区と東側のペスト地区に分かれるのですが、西側にはローマ時代の遺跡が残り、東側には一つの痕跡もないそうです。
つまりドナウ川はローマ時代から国境だったわけで、東はハンガリー大平原でした。
陸続きが故にモンゴルやオスマントルコの襲来に見舞われ、蹂躙し尽くされたという
暗い歴史を抱えながら、
しかしそれが故に民族と文化の融合がはかられ、独特の民族芸術が生まれたところでもあるようです。
ふと日本の元寇のことを思い出しました。
ここは陸続きがための不幸な歴史なんですね〜。
随分と「金」も産出されていたそうですが、ほとんど持って行かれたのだと言います。
ところで、上の写真の
カロチャ刺繍と呼ばれるお花の刺繍も、まさにそんな村の女性たちの手仕事から生まれたものです。
元々は白一色だったそうですが、色落ちしない色糸が作られるようになって、
このような色鮮やかな色彩の作品が作られるようになったそうです。
カロチャとは土地の名前で、白地にレース状の刺繍、
ハンガリーにはもう一つ、マチョー刺繍というのもあります。
黒地に大振りの刺繍で、こちらはユネスコ無形文化遺産に登録されています。
小さなショップの中に所狭しと民族衣装風のブラウスから、テーブルセンター、小物類まで並べられていて、女子にはたまらない可愛らしさです♪
お土産用に買ってきたものは、控えめな色使いのものばかりになってしまいましたが、もっともっとはっきりした色合いのものがたくさんありました。
柄ゆきや色使いで決まりごとがあるのだそうですが、
花の季節のあふれんばかりの喜びを、多色の花刺繍で表現しているかのように感じました。
ブダペストから北へ4〜50km、
ドナウ川が東西の流れを大きく南北に変える地点、ドナウベント(ドナウの曲がり角)と呼ばれるところがあります。
川が大きく蛇行しているのがわかります。
橋を渡れば対岸はスロバキアです。
ここエステルゴムにはハンガリーのキリスト教の総本山の立派な大聖堂があります。
そこから少しブタペスト方面に行くとセンテンドレという、ドナウ川の水運を利用したかつてのセルビア商人の小さな街があります。
古い教会から可愛い土産物屋、カフェなどが立ち並び、ブダペスト市民も週末に遊びによく来るという素朴で楽しい街並です。
ヨーロッパであってあまりヨーロッパ的ではない雰囲気を感じました。
ドナウを介しての他民族のクロスロードという感じでしょうか・・・。
街路には、東洋の提灯のような、スタンドの傘のような飾りがぶら下がっています。
赤や黄色、ピンクなどの暖色使いが、さらに陽気な雰囲気を盛りたてています♪
脇を流れるドナウ川には堤防もなく、すぐに水辺です。
そして悠然とした美しき青きドナウです♪
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キラリット
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